2010年6月 アスベストモニタリングマニュアル(第4.0版)が公表されました。
「建築物等の解体等の作業での労働者の石綿ばく露防止に関する技術上の指針」
2014.6により漏洩監視が必要に成りました。
リアルタイム漏洩監視の具体的実施方法
(1) 監視場所
セキュリティーゾーンの入口前と集じん排気装置の排気口の出口付近を監視場所とする。
(2) 設置場所に係る留意事項
セキュリティーゾーンの入口前の測定は作業者の出入りを妨害しないような配慮が必要であるが、
帯電防止処理のチューブ配管(2m 以内)等によりできるだけ入口近傍で測定する。
集じん排気装置の排気口の出口付近の測定では、できる限り排気口のビニールダクトの先端から60cm
上方にアルミ製のダクトを重ね、先端から30cm の位置に測定孔を設置し、排気風速を考慮し、ダクト内
の排気を直接または帯電防止処理のチューブ配管により計測機器に連結して測定することが望ましい
(3) 具体的な漏洩の監視方法
@作業開始前約30〜60 分前から測定を開始する。
A石綿除去作業開始から作業終了までの間、連続的に測定する。
B作業開始前の濃度に対して著しく濃度の上昇が見られた場合や、警報音や警告表示があった場合は、
原則として当該除去等作業の石綿作業主任者あるいは現場代理人が確認し、作業の一旦停止と漏洩箇所
の確認を行う。漏洩箇所が特定され、漏洩箇所の対策が実施された後、パーティクルカウンターやデジ
タル粉じん計、繊維状粒子自動測定機測定し、漏洩が認められないことを確認後、除去作業を再開する。
また、当該測定が外部の計測機関で実施されている場合は、計測者が直ちに当該除去等作業の石綿作業
主任者あるいは現場代理人にその旨連絡すること。